電気自動車が家にもたらす大きなインパクト、住宅と自動車、両方でCO2ゼロへ


電気自動車が家にもたらす大きなインパクト住宅と自動車、両方でCO2ゼロへ

アイフルホームのクールアースモデル住宅は数多くのテレビや新聞、雑誌などで取り上げていただき、大変な話題を呼びました。このクールアースモデル住宅がなぜこれほどまでに話題を呼んだのかといいますと、<家+太陽光+電気自動車>というコンセプトを提示し、住宅だけではなく自動車も含めて生活全般でCO2排出量を限りなくゼロに近づける「CO2ゼロライフ」の可能性を示したことが大きな理由だと考えています。

まず自動車には、2009年に実用化される電気自動車を想定しています。この電気自動車で1回の充電で約160キロメートル走り、最高時速120キロも可能にしました。ここで重要なポイントは、電気自動車は家の消費電気の2~3日分くらいを貯められるくらいの大きな蓄電池を積んでおり、電気自動車が市販されることによって、大量に安く蓄電池が家庭に入ってくることを意味するのです。
短時間で電気自動車に充電できる急速充電スタンドについても、埼玉県越谷市のイオンレイクタウンでショッピングセンターとしていち早く設置されたのをはじめ、多くのところが導入を検討し始めています。電気自動車はもちろん家でも充電することができますが、空の状態からフルへ充電するのは100Vでは約14時間、200Vで約7時間かかります。したがって、ガレージなど自動車に充電できる場所には200Vの電源が必要となりますが、アイフルホームでは今後この200Vの電源を標準装備していく予定になっています。

実は、この電気自動車が家のエネルギーシステムを大きく変えるのです。クールアースモデル住宅では再生可能エネルギーの代表である太陽光発電(6.48キロワット)を搭載しています。この太陽光で昼間の生活エネルギーをまかない、あまった電力は電気自動車に蓄電します。また、電気自動車の充電が昼間の太陽光で足りないときは、深夜のCO2をほとんど排出しない夜間電力を活用して充電します。

この太陽光と電気自動車の組み合わせで、一般的なオール電化住宅の83%もCO2を削減できるのです。さらに将来的にはこの電気自動車から家の電気をまかなうことも可能です。そうすると夜の生活エネルギーは、昼間に蓄電した太陽光の電力とCO2を排出しない夜間電力のみによってまかなうことになります。
そうすれば将来的に、よりCO2ゼロライフに近づけるようになり、電気自動車が2台家にあるか、あるには電気自動車の量産化によって安価になった蓄電池を家に装置しておくことで、太陽光発電の電気を売電せずに自宅でフルに活用することができます。これは、電気自動車時代に再生可能エネルギーをどのように最大活用できるかというテーマにおいて今後の課題となっており、共同研究によって解決していく予定です。

この共同研究は、トステム住宅研究所が東京工業大学、三菱商事、GSユアサらと進めているもので、「RE-EV(再生可能エネルギーを活用した電気自動車充電インフラシステム)プロジェクト」と呼ばれています。

このRE-EVプロジェクトとは、電気自動車が私たちの身のまわりに普及した際に、できるだけCO2を出さない太陽光などの再生可能エネルギーで電気自動車を動かすためのインフラを研究するプロジェクトです。
一つのコミュニティとして東京工業大学の三つのキャンパスとクールアースモデル住宅などを、自宅と勤務先や買い物先などと想定して電気自動車が行き来します。この自宅の役割をクールアースモデル住宅が担当しています。共同研究はスタートしたばかりですが、このRE-EVプロジェクトは将来の新しいコミュニティエネルギーシステムの概念を提示したことが評価され、2008年度グッドデザイン賞を受賞しました。


「太陽光発電搭載の電気自動車対応住宅」記事掲載・放送メディア一覧

アイフルホームの電気自動車対応住宅は、全国各地の新聞・雑誌やテレビなどで数多く紹介されています。

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クールアースモデル住宅は日本人の思想・知恵と最新技術を取り入れた電気自動車対応住宅「家+庭生活 CH08」として2009年3月末までの期間限定で販売されました。