色使いと徹底した“隠す収納”で
空間を広く使う
知り合いのフランス人からパリのご自宅に招かれた際、日本とは全く異なる間取りの考え方や空間の使い方に心惹かれたという夫人。「パリのマンションは東京と同じでコンパクトなつくりなのですが、すっきりとした印象で広く感じました。その理由は、モノトーンの空間と、家具をあまり置かずに細々としたものも見せない、徹底した“隠す収納”だったんです」。そこで、Tさんご一家の家づくりでは、基調色は白と黒に絞ること、収納スペースをしっかり確保し、家具も最小限にすることが決まりました。特に2階のLDKでは、キッチンの壁一面を収納にすることで、キッチンツールだけでなく家族の日用品まで格納できる十分な容量を確保。生活感が出やすい場所ですが、すっきり整えることができ、いつでも気持ちよく過ごすことができます。