T様邸

狭小地を広々空間に
家族の希望を叶えた
パリのメゾンのような家

家族構成
夫婦+子ども1人
延床面積
119.0m2(35.9坪)
家族3人が心地よく暮らせる
空間づくり
Tさんご一家の住まい計画は、家族構成が決まり、お子様の進学の見通しがついたことで具体的に動き出しました。コンセプトイメージは「パリのメゾン」。スタイリッシュな外観はさることながら、色使いや収納スペースの使い方など、シンプルかつ合理的なフランス人の暮らし方のアイデアが詰まっています。例えば階段部分は、扉を透明にすることで圧迫感がなくなり、実際より広く感じられるように。安全面も考慮し、アクリルガラスを採用するなど、素材選びにもこだわっています。都心の狭小地ながらも、家族3人が快適に暮らせるゆとりある空間が実現しました。
色使いと徹底した“隠す収納”で
空間を広く使う
知り合いのフランス人からパリのご自宅に招かれた際、日本とは全く異なる間取りの考え方や空間の使い方に心惹かれたという夫人。「パリのマンションは東京と同じでコンパクトなつくりなのですが、すっきりとした印象で広く感じました。その理由は、モノトーンの空間と、家具をあまり置かずに細々としたものも見せない、徹底した“隠す収納”だったんです」。そこで、Tさんご一家の家づくりでは、基調色は白と黒に絞ること、収納スペースをしっかり確保し、家具も最小限にすることが決まりました。特に2階のLDKでは、キッチンの壁一面を収納にすることで、キッチンツールだけでなく家族の日用品まで格納できる十分な容量を確保。生活感が出やすい場所ですが、すっきり整えることができ、いつでも気持ちよく過ごすことができます。
収納力と高い防音性を兼ね備えた
快適な書斎
「いつか音楽室付きの家に住みたい」というTさんの夢がカタチになった1階の書斎。細長い部屋が、鏡張りの効果で広々と感じられます。裏はすべて書棚になっていて、以前は悩みの種だったという大量の蔵書を格納できるようになりました。また、趣味のギター演奏を楽しむために、防音対策にも工夫が施されています。外壁に高性能断熱材を施しているだけでなく、2面の壁全体に取り付けた書棚と、1面に貼ったエコカラットの効果も加わり、より高い防音性を実現しました。床暖房付きなので1階でも十分暖かく、冬のリモートワークも快適に。寒いときはお子様も一緒に過ごすことが多いそうです。
家族みんなの希望を叶えた
理想の住まい
お子様のご希望を取り入れて、子供部屋にはハンモックを設置。補強を施した頑丈な梁に取り付けているので、大人が乗ってもびくともしません。もう1つ希望していた両開きのフランス窓は、防火地域の制約があり叶いませんでしたが、担当者が代わりに提案してくれた出窓風のデザインも気に入っているそう。「理想としているイメージは、家づくりの最初の段階で担当の方に写真を見せながら具体的に共有するようにしました。そこに時間をかけることで、意思疎通を図ることができ、やり取りがスムーズに進んだと思います」とTさん。家族みんなが大満足という理想の住まいが完成しました。
家時間を楽しむように
家を持ったことで、暮らし方にも変化が表れたそう。「これまで家のことは現状維持が基本でしたが、快適に過ごすためにどうすれば良いかを常に考えるようになりました」と夫人。部屋に合う家具や小物を吟味するようになり、今後は絵を飾ることなども検討しているそう。Tさんは趣味を楽しむ時間が以前よりも増えたといいます。家族みんなが好きなことを、好きな場所で楽しみ、育てていく。それぞれが心地よい空間づくりはこれからも続きます。