離乳食で出番の多い野菜の中で、アレルギーの心配が少ない「にんじん」。
いつから食べていいの?どんなレシピに使ったらいいの?と、にんじんの活用法について知りたいママも多いのではないでしょうか?
今回は、離乳食初期・中期・後期・完了期における、にんじんのおすすめ調理法と、目安量を解説していきます。
離乳食のにんじんはいつから与えていい?
にんじんは、離乳食初期(生後5~6カ月頃)から食べることができます。
柔らかく調理しやすいこと、甘みがあって食べやすいことから、離乳食でとても重宝されている食材です。
他の食材と比べてアレルギーの心配も少なく、一年中スーパーに並んでいて手に入りやすいため、おすすめです。
離乳食初期(生後6カ月頃):にんじんペーストの作り方
<材料>
※作りやすい分量で記載しています
にんじん 1/2本
水 適量
<作り方>
1.にんじんの皮をむき、大きめの輪切りにカットする
2.鍋ににんじんを入れ、被るくらいの水を加えたら強火にかける
3.沸騰したら弱火にし、にんじんが柔らかくなるまで茹でる
4.ザルに上げて冷ましたら、裏ごしをしてペースト状にする
<与える量>
ひとさじ〜15g
<調理のポイント>
仕上がりがモソモソっとしていたら水分が足りていない証拠。
茹で汁を加え、スプーンからポタポタっとたれるくらいに仕上げましょう。
にんじんがトロトロにならない原因は?
にんじんが上手くトロトロにできない、なんて悩んでいるママはいませんか?
考えられる原因は2つあります。
原因1:その食材、しっかり火が通っていますか?
もしかしたら、食材に火が通りきっていないのかもしれません。
火が通っていない理由として、大きく切りすぎたと考える人が多いと思いますが、最初から細かくカットし過ぎてしまうのも、柔らかく煮えない原因のひとつです。
けれど、難しく考えなくて大丈夫!
まずは大きめにカットして、たっぷりのお湯で煮てください。
お湯から食材がはみ出ていると、その部分の火の通りは遅くなります。
頭までしっかり浸かるくらいのお湯でコトコト煮込むと、食材の中心まで柔らかく煮ることができますよ。
原因2:水分は足りていますか?
調理過程で、水分が飛んでしまったり、不足してしまったのかもしれません。
裏ごし器でペースト状にしたら、茹で汁を加えて、しっかり伸ばしましょう。
ここで目指したいトロトロとは、スプーンからぽたぽたっと垂れるポタージュ状のこと。
一気に水分を足すと、ぽたぽたを通りこしてサラサラになってしまうので、少しずつ水分を加えていくことがポイントです。
離乳食中期(生後7~8カ月頃):にんじんレシピ
<材料>
※作りやすい分量で記載しています
にんじん 1/2本
水またはだし汁 適量
<作り方>
1.にんじんの皮をむき、大きめの輪切りにカットする
2.鍋ににんじんを入れ、水、またはだし汁を被るくらい加えたら強火にかける
3.沸騰したら弱火にし、にんじんが柔らかくなるまで茹でる
4.ザルに上げて冷ましたら、すりおろす、またはみじん切りにする
<与える量>
20〜30g
※他の野菜・果物と合わせた目安量です
<調理のポイント>
中期にステップアップするときは、ペースト状→すりおろし→みじん切りのように、少しずつ形状を変えましょう。
みじん切りにした場合は、衛生面の観点から再加熱すると安心です。
離乳食後期(生後9~11カ月頃):にんじんレシピ
<材料>
※作りやすい分量で記載しています
にんじん 1本
水 適量
だし汁 適量
<作り方>
1.にんじんの皮をむき、大きめの輪切りにカットする
2.鍋ににんじんを入れ、水、またはだし汁を被るくらい加えたら強火にかける
3.沸騰したら弱火にし、にんじんが柔らかくなるまで茹でる
4.ザルに上げて冷ましたら、月齢に合わせて5〜8mm角にカットする
5.鍋にだし汁と4を入れて、ひと煮立ちさせたら完成
<与える量>
30〜40g
※他の野菜・果物と合わせた目安量です
<調理のポイント>
下茹でをした後に食べやすい大きさにカットするときは、衛生面の観点から再加熱すると安心です。
離乳食完了期(生後12~18カ月頃):にんじんとりんごのコンポートのレシピ
<材料>
人参 20g
りんご 20g
水 適量
<作り方>
1.にんじんとりんごの皮をむき、1cm角にカットする
2.鍋ににんじんを入れ、被るくらいの水を加えたら強火にかける
3.沸騰したら弱火にし、りんごを加えて柔らかくなるまで煮る
4.柔らかく煮えたら火を止め、冷ましたら完成!
<与える量>
40〜50g
※他の野菜・果物と合わせた目安量です
<調理のポイント>
にんじんが苦手な子でも、りんごと煮ることで甘みが増し、美味しく食べられます。
まとめ
子どもの苦手な野菜として常連でもあるにんじん。離乳期ににんじんの旨味を知り、食べ慣れておくことが、苦手意識を持たれないポイントですよ。
にんじんは冷凍保存も可能なので、製氷トレーなどを利用して、小分けに冷凍しておくと便利です。解凍するときは自然解凍ではなく、かならず加熱して解凍してくださいね。
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