梅雨時期から増え始めるコバエ。いつの間にか家に入ってきて、どんどん増えていくのは嫌になりますよね。そこで、コバエが発生する原因や退治方法、おすすめの対策方法をご紹介します。身近にあるもので簡単に対策ができるので、ぜひ実践してみてください。
コバエの種類と発生しやすい場所
コバエとは小さなハエのような虫のことを呼びますが、コバエと呼ばれる虫は4種類に分けられます。
種類によって発生する場所が違ってくるので、適切な方法で駆除するためにもコバエの種類や発生場所を知っておきましょう。
ショウジョウバエ
ショウジョウバエは台所でよく見かけるコバエです。一般的に多く見かけるコバエはショウジョウバエと言われています。
傷んだ果物や野菜、調味料やアルコールを好みますが、そのなかでも特に腐った果実のにおいを好むそうです。傷んだ食品を好むため、主に台所や生ゴミ周辺に多く集まってきます。
チョウバエ
チョウバエは、風呂場や台所、トイレや下水管など主に水回りに発生しやすいコバエです。
水のある汚れた環境を好むことから、不衛生なイメージが強いコバエです。チョウバエは夜行性で、暗くなってくると活動が活発になります。飛ぶ力は強くないので、チョウバエがいる場所の近くに原因があることが多いです。
ノミバエ
ノミバエは台所周辺に多く発生するコバエです。生ゴミや腐った植物を好みますが、台所や排水口といった水回りにも発生します。また、動物の排泄物も好むので、衛生的によくないとされています。
食品に集まることが多く、お肉など食品に卵を産むこともあるので注意が必要です。
クロバネキノコバエ
クロバネキノコバエは観葉植物の周辺に発生しやすいコバエです。湿気の多い場所や腐った植物を好みます。観葉植物の腐葉土に産卵するので、観葉植物が発生源になってしまうことがあります。ご自宅に観葉植物がある方は注意しましょう。
コバエが発生する原因は?
コバエは食べ物や生ゴミのにおいに釣られて侵入してきますが、2㎜〜5㎜と体が小さいので、室外機や換気扇、網戸の隙間から簡単に侵入することができてしまいます。
また、コバエは一度に30〜50個と多くの卵を産みます。コバエの種類によっては卵を産み、孵化するまでの期間が1週間から10日ほどしかかかりません。成長速度が早いことから、いつのまにか大量発生してしまったということが起きるのです。
自作で簡単にできる!コバエ全滅方法
コバエの発生は私たちに不快感を与えたり、健康被害につながったりする可能性もあります。そこで、自分でも簡単にできる、コバエの退治方法を解説していきます。コバエの退治方法を知って、しっかりと駆除していきましょう。
めんつゆトラップ
台所周辺はできる限り殺虫剤の使用を避けたいところです。そこで、めんつゆや酢を使った撃退トラップを仕掛けましょう。めんつゆトラップは特に、ショウジョウバエに効果的があります。
【用意するもの】
- 空のペットボトル(小さいプラスチック容器でも可能)
- めんつゆ(または酢でも可能)
- 食器用の中性洗剤
- 水
- ハサミまたはカッター
【作り方】
- ペットボトルの下から5㎝ぐらいの場所をカットする
- 準備したペットボトルの中に水を1㎝ほど入れ、同量のめんつゆ(または酢)を入れる
- 2の中に食器用の中性洗剤を2~3滴垂らす
- コバエが発生している場所に置いておく
家庭にあるもので簡単に作ることができるので、実践しやすい退治方法のひとつです。
ただし、長期間放置するとコバエが卵を産むことがあります。1週間に1度は交換するようにしましょう。また、小さな子どもやペットがいる家庭は、誤飲を防ぐためにも手の届かない場所に置くなど工夫しましょう。
ペットボトルトラップ
小さな子どもやペットがいるご家庭だと、中身が入った容器をそのまま置いておくのは心配という方もいるのではないでしょうか。そんなときはペットボトルトラップがおすすめです。
【用意するもの】
- 500mlのペットボトル
- 穴をあけるためのキリや千枚通し、画びょうなど
- カッターナイフ
- ボールペン
- めんつゆ(酢でも可能)
- 水
- 食器用の中性洗剤
【作り方】
- ペットボトルの底から4~5㎝のところに10個ほど穴をあける
- ペットボトルの真ん中あたりに2カ所、カッターで×印に切り目を入れる
- 切り込みを入れた場所にボールペンを押し込み、穴を広げる
- 同じ要領でもう1つの×印にも穴を作る
- めんつゆ(酢でも可)と水を1:1の割合で混ぜて、ペットボトルの中にいれる
- 食器用の中性洗剤を2~3滴垂らし、フタを閉める
こちらはフタを閉めるので、小さな子どもやペットがいても使いやすいトラップです。 ただ、こちらも1週間に1度は中身を交換するようにしましょう。
排水溝に熱湯で卵駆除
コバエの卵は熱に弱いので、台所の排水溝に熱湯をかけて流すと、卵の段階で駆除することが可能です。
しかし、100℃以上の熱湯になると排水管を痛める原因となってしまいます。駆除するときは60〜70℃を目安にしましょう。
コバエの卵は熱にも弱いですが冷たさにも弱いので、氷での駆除も可能です。排水溝が隠れるぐらいまで氷を敷き詰めるか、氷水を流すようにしましょう。
コバエを増やさないおすすめ対策方法
コバエ駆除も大切ですが、まずはコバエが発生しないように対策をすることも大切です。
コバエを増やさないためにも、また外からの侵入を防ぐためにも対策方法を知って、コバエ全滅を目指しましょう。
コバエが嫌がるアロマオイルで予防
コバエは、ペパーミント、ユーカリ、ゼラニウム、ローズマリー、ラベンダーといったアロマオイルのにおいを嫌がります。アロマオイルを2〜3滴ほどガーゼやコットンに含ませて窓際に置いたり、アロマオイルで作ったスプレーを、窓や網戸、生ゴミ周辺に吹きかけておいたりすると、コバエが近づかなくなります。
生ゴミを密封
台所からでた生ゴミは密封するようにしましょう。三角コーナーにたまった生ゴミもできる限り放置せず、フタがついているゴミ箱に捨てるようにして、においを発生させないようにすることが大切です。
三角コーナーや排水溝のこまめな掃除
コバエは生ゴミや排水溝のにおいに寄ってきます。コバエが集まりやすい環境をつくらないためにも、三角コーナーや排水溝は日ごろから掃除をして、きれいな状態を保つようにしましょう。
週に1回ほど、パイプクリーナーを使って掃除をするのもおすすめです。
細かい目の網戸に交換
体が小さいコバエは、網戸や窓、小さな隙間からでも侵入することができます。そのため、コバエの侵入を防ぐには網目が細かい24メッシュ以上がおすすめです。
また、網戸に穴や隙間がないかをチェックし、穴があいていたり隙間があったりする場合は網戸の張替えをおこないましょう。隙間テープを使って隙間を防ぐのも効果的です。
観葉植物をこまめに手入れする
観葉植物の湿った土はコバエが好む環境です。土がじめじめしないように、風通しの良い場所に置きましょう。また、水やりにも注意が必要です。水をあげすぎて根腐れをおこさないようにしましょう。鉢皿にたまった水もこまめに捨てるようにして、定期的に鉢皿を洗うことで、コバエの発生を防ぐことができます。
花瓶がある場合は、腐った水にもコバエが寄ってくるため、こまめに水を変えるように気をつけましょう。
コバエのいない快適な空間を目指そう
いつの間にか侵入し、室内を飛び回るコバエ。なにかと不快な気持ちになってしまう厄介な存在ですよね。コバエの発生しやすい場所や原因を知り、自分でもできる退治方法を実践することで、コバエのいない快適な空間を目指しましょう。
また、コバエの発生を防ぐ対策方法を知ることも大切です。卵のうちに対策を実践し、普段からコバエが発生しやすい場所を清潔に保つことで、コバエが湧きにくい環境つくりにも取り組んでいきましょう。
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