住宅の新築や購入を検討するときに一度は見学しておきたいのが住宅展示場です。しかし、住宅展示場に行ったことのない人にとっては「予約は必要?」「そもそも何をするところか分からない」「必要な持ち物はあるの?」など、わからないことが多いことでしょう。そこで今回の記事では、住宅展示場の見学の注意点について詳しく解説します。
モデルハウスは予約なしで見学できる?
住宅展示場はコロナ禍以前は基本的には予約なしで自由に見学できましたが、現在では予約を受け付けている住宅展示場がほとんどです。近々真剣に家づくりを検討している人は事前に予約をおすすめします。
予約をすると営業マンや担当者が資料の準備や説明時間を相手に合わせて確保してくれます。また、最近では、新型コロナウイルス対策として、完全予約制での受け入れしかしていない住宅展示場も増えています。住宅展示場へモデルハウス見学にお出かけの際は、各社ホームページから最新情報を確認するようにしましょう。
予約をすることのメリット
モデルハウス見学の事前予約にはさまざまなメリットがあります。
待ち時間をなくす
予約の際に希望日時を事前に伝えておくことで待ち時間をなくし、スムーズに見学ができます。
確実に相談ができる
事前にこちらの情報や希望を伝えておけば、土地の物件情報を案内したりや住宅ローンのシミュレーションなどさまざまな相談に乗ってもらえます。また、予約することで必ず担当者がついてくれるため、直接わからない事を聞く事ができるので、詳しい話をスタッフに聞きたい方や質問したい方におすすめです。
密を避けられる
事前の予約であらかじめ時間を指定することで、他の来場者との接触を避けられ、感染拡大を防止するメリットもあります。
託児サービスがあるところは事前予約が必要
モデルハウスには託児サービスを利用できるところがあります。1日の対応可能人数には制限があるので、お子さまと一緒に来場する方で、利用を希望される方はあらかじめ連絡をしておきましょう。
見学予約でプレゼントがもらえるところも
事前予約者に金券(クオカードや図書券など)やオリジナルグッズなど、プレゼントや特典がある住宅展示場がたくさんあります。見学の前に住宅展示場やハウスメーカーのホームページをチェックしてみましょう。
モデルハウス見学の流れ
モデルハウス見学の流れを詳しくご紹介します。
モデルハウス見学に行く前にすること
①要望をまとめる
住宅を購入するにあたって外せない条件や要望などをまとめておきましょう。例えば「バーベキューのできる庭が欲しい」「和室が必ずほしい」「オール電化にしたい」「カウンターキッチンにしたい」など、外せない条件をピックアップして、住まいへの家族の思いやマイホームで実現したい理想のデザインやこだわりをまとめておくことで見学先の候補を絞りやすくなります。また、希望の間取りやざっくりとした予算を決めておくと担当者との話がスムーズに進むでしょう。
②ハウスメーカーや工務店を選ぶ
ハウスメーカーのWEBサイトや情報誌、カタログや資料請求などで情報を収集し、希望を叶えてくれそうなハウスメーカーを選定します。ただし、ハウスメーカーによって建築できる地域が限られている場合がありますので注意しましょう。そして、目当てのハウスメーカーがある住宅展示場やモデルハウスの場所、モデルハウスの見学が可能か、イベントや開催されている見学会の情報を調べます。
③予約する
見学したいハウスメーカーやモデルハウスが決まったら予約を取ります。コロナ禍でモデルハウスの見学やイベントが予約制のところが増えています。見学する際は、必ず事前にホームページで最新情報をチェックしましょう。
また、外出を控えたい人や育児や仕事で時間がつくれないという人、建築予定の場所が遠隔地の人は、オンライン相談を取り入れているメーカーを選ぶのもよいでしょう。その場合は事前に予約をして、予約当日に専用のURLにアクセスするだけなので簡単で便利です。
④チェックリストを作る
モデルハウスでチェックしたいことをリストにまとめておきましょう。今暮らしている家から持っていく家具や家電がある場合は、それがきちんと収まる空間が確保されているかもチェックしましょう。また、担当者に当日聞いておきたいこともあらかじめチェックリストにしておけば打ち合わせがスムーズに進みます。
モデルハウス見学時にすること
①モデルハウスの見学
当日は担当者の説明を聞きながら見学していきます。また、気になることがあればその都度担当者に質問しましょう。必要に応じて写真撮影などもしておきましょう。
まだ入手していないカタログがあれば、後から振り返る時のために入手しておくと良いでしょう。
②アンケートに答える
モデルハウス見学の当日または予約の段階で、アンケートへの回答を求められます。主に家族構成・年収・予算・希望の間取り・入居可能時期などの質問がありますので、できる限り記入しましょう。アンケートに細かく回答することで、希望の条件に近い家づくりがしやすくなります。
モデルハウス見学におけるチェックポイント
初めてのモデルハウス見学で見落としがちなことや注意点など見学のコツをまとめました。
標準設備かオプション設備かを確認
モデルハウスはお客様によい印象を持ってもらえるように、空間演出をしているところがほとんどです。そのため、いいなと思った設備がオプションだったり、展示されているものは演出用のもので含まれていないということもよくあります。例えばカウンターの天板が大理石になっていたりキッチンの壁がタイル張りだったり、演出のために価格や性能が高い最高ランクのオプションをつけていることもあります。モデルハウスは展示用のひとつの例ですので、実際の施工事例を見たり、気になる設備があればそれが標準設備であるかどうかを担当者に確認しておきましょう。モデルハウスのオプションを全て取り入れると予算がオーバーしてしまうこともあるため、注意が必要です。また、住宅展示場は豪華なモデルハウスを建築している場合がほとんどで、現実的なモデルハウスは実は少ないです。そのためアイフルホームでは、お客様が生活した時のことをイメージしやすいように、現実的なモデルハウスを採用しています。
細かい部分までしっかりチェックする
性能や部屋の広さ、雰囲気などを実際に体感したり、ドアや照明など、細かなところまで見学できるのもモデルハウスの魅力です。使い勝手を知ることもできるので、ドアや窓は実際に開け閉めをするなど細かなところまで確認してみましょう。各照明のスイッチ場所、洗面台やキッチンの高さや動線、棚や引き出しの容量や大きさなど、細かい部分までしっかりとチェックすることで実際に自分が購入する際のイメージが固まります。インテリアやソファなどの家具の置き場所をひとつずつチェックしていくと、実際に住むイメージがわいてくるのでおすすめです。
担当者の態度をチェックする
担当者があなたの要望や条件に寄り添った提案をしてくれるかチェックすることが大切です。モデルハウス見学の際、もしも「値引き」「キャンペーン」「オプション無料」など、お得に聞こえる言葉を出して必死に売ろうとしてきたら要注意です。全て鵜呑みにせず、長期的に見てお得かどうかを冷静に判断しましょう。
アフターフォローが充実している会社を選ぼう
気に入った住宅があったら、保証制度やアフターフォロー制度があるかどうかなどをチェックしましょう。家を建てるときのトラブルや、住み始めてからの不具合が発生したときには、迅速に対応してくれるメーカーを選ぶと安心です。
モデルハウス見学にしておくべき準備
モデルハウス見学に行く前に用意しておくとよいものをご紹介します。
筆記用具
気になったことや説明内容のメモを取れるように、筆記用具を準備しておきましょう。
デジカメやスマホ
後から確認する際に写真を撮っておくと安心です。
マスク
コロナ禍においてマスクの着用は必須です。絶対に忘れないようにしましょう。
おわりに
モデルハウスの予約は必須でない場合もありますが、さまざまなメリットが得られるため興味のある人は見学を事前に予約をしておくのがおすすめです。また、新型コロナウイルス対策としても予約が必須のモデルハウスもあるので、見学前に各社のホームページを確認するようにしましょう。
アイフルホームでは新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、感染拡大防止ならびにお客様及び社員の安全確保のため、住宅展示場へのご来場前のご予約を徹底してお願いしております。また、ご予約なしにお越しいただいた場合、ご対応をお待ちいただく場合がございます。