今回は”現場レポート”ということで、建築中に度々行われる現場立ち合い検査の模様をお届けします。
現場での立ち合い検査は主にこちらの4回。
①着工前・・・建物の配置や地面の高さ等を確認
②上棟時・・・構造躯体(くたい:骨組みのこと)、電気配線(コンセントやスイッチの位置など)、各所の取付高さ等を確認
③木完(もっかん)時・・・仕上げ工事に入る前に、各所の寸法や位置、資材などが図面通りに施工されているか確認
④完成時・・・傷や不具合等ないか最終の確認
着工前検査は地鎮祭の際に行っているので、今回は上棟・木完・完成検査の様子について「どんなことをするのか?」リアルな様子をレポートします!
地鎮祭の様子はこちら▼
アイフルホームのママ社員が書く✎家づくりリアルレポート Vol.04 〜地鎮祭〜 | Sodate(ソダテ) (eyefulhome.jp)
検査時の持ち物
・メジャー
・図面・仕様書
・カメラ
・子どものおもちゃ・お菓子など暇つぶしになるもの
・子ども用のヘルメット※上棟検査時のみ
・付箋・マスキングテープなど※完成検査時のみ
子ども用のヘルメットは、普段自転車に乗る際に使用しているものを持参。
現場で履くスリッパや大人用のヘルメットは工務さんが用意して下さっていたのですが、2歳の息子はまだスリッパが上手に履けないので、履いていた靴の汚れを落として上がりました。
子ども用の簡易的な上履きみたいなものも用意できれば、よりよかったと思います。
上棟検査では、はしごを使って2階に上がるので動きやすい格好がおススメです!
検査の時間
どの検査も概ね2時間程度
久しぶりの打合せだったので、「あれもこれも確認しておきたい!」と現場検査に関係ない相談もしていたので時間がかかっています。
上棟検査には息子も連れて行ったのですが、工具や資材など触ると危険なものも多く、ちょろちょろ動き回るのを制するのが大変だったので、木完検査以降はお留守番になりました。
上棟検査(着工から65日目)
私がインフルエンザにかかり、検査日程が遅れてしまいましたが、上棟から約1か月後に検査が行われました。
現場は構造パネルや窓が既に設置されており、部屋の大きさ感がよりリアルにわかるようになっていました。
1階・2階ホールの床材が貼られており、養生の隙間からチラッと見える床材にとてもテンションが上がりました!
■検査の様子
▲柱や金物等が図面通り施工されているか確認をしていきます。
構造躯体(くたい)は、家が出来上がると見えなくなってしまう部分ですが、こうして自分の目でチェックできるのはとても安心です!
▲既にコンセントボックスが取り付けてあり、位置を一つ一つ確認していきます。もう少しだけ上にずらしたい…などの要望も柔軟に対応してくれます。
▲トイレの位置確認のために工務さんがテープを貼ってくれていました。
現場で確認すると図面で見ていた時よりもよりイメージがわきやすくなります!
▲寝室の天井下がり部分。北側斜線制限が厳しい我が家は、このように、2階北側の屋根が通常より下がってきます。
実際に寸法を測りながら、天井の高さを確認。天井の仕上げ高さをその場で相談させてもらいました。
木完検査(着工から114日目)
「木完(もっかん)」とは木工事=大工工事が概ね完了した段階のことを言います。
木完後はクロスやタイル工事、照明、設備の取付など最終段階の仕上げ工事に入ります。仕上げをしてしまうと誤りがあった際の是正工事が大がかりになることがあるので、木完検査時に図面通りに施工されているかきちんとチェックをして、気になる箇所は仕上げ工事前に修正をしてもらいます。
■検査の様子
▲内部の壁や天井も施工され、だいぶ家らしくなっています。キッチンの下がり天井部分には、大工さんが木板を一枚一枚キレイに貼ってくれていました。
そして、楽しみにしていたキッチンが搬入されていました!一部養生を外してキッチンもチェックさせてもらっています。
▲2階のファミリーライブラリースペース。本棚は私が図面を書いて、大工さんに造作で作ってもらいました!こだわって選んだクロスがどんな仕上がりになるかワクワクしました。
▲階段と階段下の収納スペースができていて、階段下のアーチの入口がいい感じになっていました。
上は施工時の様子。手作業で大工さんがアーチを作ってくれています。
■寸法チェックがおすすめ
丁度この時期にカーテンや新しく購入する家電を検討していたので、現場で窓の寸法や家電の搬入経路の寸法を合わせて測らせてもらいました。
特に冷蔵庫や洗濯機は、引っ越しする際にサイズが大きすぎて搬入できない!というトラブルがよくあるので事前によく確認することをおススメします。
完成検査(着工から136日目)
引き渡しの1週間前に行われました。完成検査では仕様などの最終チェックと傷や不具合について気になるところがないかチェックを行い、何かあった場合は引き渡しまでに補修や修正をしてもらいます。
付箋やマスキングテープを持っていくと、気になった箇所に目印としてペタペタ貼っておけるのでとても便利です。
■検査の様子
▲クロスやタイル、照明まで取り付けられると「ついにここまで出来上がったんだな…!」と感無量でした。木完検査からおよそ20日程度で一気にここまで仕上がるのも驚きです。
▲2階ファミリーライブラリーと手洗いコーナー。
仕上がりが気になっていたクロスも、とてもいい感じに仕上がっていました。小さくて見えづらいのですが扉の下に緑とピンクのテープが貼ってある箇所は、修正工事が入る箇所です。
▲洗面~トイレの様子。
洗面タイルのコーキング(隙間を埋めること)の仕上がりが少しよれてしまっていたので、修正してもらうこと。
トイレは照明をつけて明るさをチェックしています。
いかがだったでしょうか。
出来上がっていく様子を自分の目で確かめられるのが、注文住宅ならではの良さだと改めて感じました!現場検査以外にも、ちょこちょこ現場にお邪魔させてもらっていたのですが、沢山の職人さんが丁寧に仕事をして下さり、本当に感謝です。
特に木完後の工事は、悩みに悩んだ仕様が日々仕上がっていくので、ドキドキワクワク毎日見ても飽きないほどでした!
仕様決めの様子はこちら▼
アイフルホームのママ社員が書く✎家づくりリアルレポート Vol.07 〜仕様決め 設備編~ | Sodate(ソダテ) (eyefulhome.jp)