アイフルホームでは、家づくりに興味のあるママを対象に、月に一度、オンラインイベント「おうちの学校」を開催しています。毎回、専門家の講師を招き、子育てしやすい家づくりについて、一緒に学んでいく講座です。
本記事では第3回目講座「知れば得するお金の話」の開催レポート(2022.9.27)をお届けします。担当は、講座企画および当日の司会進行を努めました、仙台りんです。
この日の登壇者は2人。(カッコ内は子どもの年齢)
■専門家講師:お金の先生として活躍中のママFP・野田さん(年中)
■司会進行:仙台りん(小2、年長、年少)
夫婦のお財布事情、どうなっている?
講座では、まず「ぶっちゃけトーーク!」と題して、投票機能を使って参加者さんの夫婦のお財布事情を伺いました。
結果は以下の通り。
①家計費を共通口座に入れて、残りを各自のおこづかいにする(約3割)
②一定の貯金を共通口座に入れて、家計費は項目ごとに分担する(約3割)
③お財布は一緒(約4割)
野田さん うちは②のタイプです。
仙台 我が家は、夫が貯金が苦手という理由から③です。野田さんが担当の支払い項目は何ですか?
野田さん 主に食費、日用品などの生活費、子どもの習い事です。家電探しが趣味なので、家電を買い替えは、私が決めてお金も出しています。
仙台 普段の仕事で受けているお金の相談では、どのように管理しているご家庭が多いですか?
野田さん 私のところに相談に来る方々も、大きな偏りはなく、バランス良くこの3パターンに分かれている印象です。
外ではなかなか言えない夫婦のお財布事情も、「おうちの学校」ならいいかな?と思った方が多かったようです。初の夜開催だったにもかかわらず、過去2回の開催と同様、序盤から、投票の回答率もチャットへのコメントも、数多く集まりました。
ここからは、講座で取り上げたお金の話から、特に大切なポイントを3つお伝えします。
【ポイント①給与明細の共有】住宅購入前に夫婦で把握しておく
住宅購入は人生で最大の買い物。夫婦でしっかりと家計の状況を把握・共有しておくことがベストです。しかし、野田さんのもとへお金の相談に来る夫婦の約4割が、お互いの収入を知らないのだそう。
参加者さんからのチャットでも、「実はパートナーの給料や貯金額を知らない」というコメントが複数寄せられました。
仙台 先ほどの夫婦のお財布事情で、野田さんは②のパターンでしたね。ご主人のお給料をご存知ですか?
野田さん はい、知っています。年に一度、夫婦で収支報告をする約束になっています。
仙台 住宅購入となると、やはりお金の問題は避けて通れないですよね。やはり、夫婦で話し合いをしておくべきでしょうか?
野田さん 夫婦間でのトラブルを避けるためにも、住宅購入の前に、お互いのお給料やだいたいの貯金額は把握しておくことのがおすすめです。
すると、参加者さんからのチャットで次のようなお悩みが。
「なかなか貯金ができず、困っています」
野田さん あらかじめ、使う分だけ分けておくと良いですよ。私もFPになる前は、目減りしていく通帳を眺めて、「そろそろ、このコスメはやめようかな…」なんて考えていました。
仙台 野田さんにもそんな時代が!?でもカード払いだと、現金のように分けておくのが難しいですよね。
野田さん お給料から天引きされる形で貯金をしたり、つみたてNISAなどの制度を使って貯めるという考え方もあります。カード払いなら日付や明細が出るので、家計簿の代わりになる点がメリットです。
講座ではこの他にも、家計簿をつけるときのコツやカード払いで付与されたポイントの賢い活用方法についても質問が相次ぎ、野田さんから的確なアドバイスを教えていただきました。お金の流れを整理する際に役立つヒントで、講座の前半からとても盛り上がりました。
【ポイント②住宅ローン審査】借りられる額と返せる額は違う
住宅購入の際、住宅ローンとして銀行から借りられる目安の金額は「年収の約7倍」と言われています。
滞りなく返済できるかの審査を受けるため、必要な報告書類を銀行に提出しますが、実はここに注意点が。
住宅ローン審査で重要視される項目には、年齢、返済の割合、物件の価値、勤続年数、年収、他の借金の有無(例:奨学金、車のローン)などがある一方、「生活費」は含まれません。
ローン契約者の年齢や家族構成、趣味などによって、生活費、教育費、娯楽費にはかなりのばらつきがあるはず。しかし住宅ローン審査では、各家庭の生活レベルまでは考慮されないため、場合によっては、本来の支払い能力以上のローン申請でも許可が降りてしまうことがあるのです。
野田さん いくらまでなら住宅ローンを払えるのか。これは必ず考えなければなりません。そのためにもまずは、今、いったい何にお金を使っているかを把握することが大切です。
仙台 使途不明金も明らかになりますし、その分は貯金やローン返済にまわせるかもしれませんね。
野田さん そうなんです。みなさんには、借りることよりも「どうやって返していくか」を考えていただきたいです。返済の工夫についてなら、私たちFPもいろいろな角度からアドバイスできます。
あとから、「どうしよう!ローンが払えない!」となるのは残念です。きちんとした知識と準備が必要ですね。
【ポイント③住宅ローンのメリット】制度を知れば怖くない
夢のマイホームとはいえ、言い方を変えれば大きな借金でもある住宅購入。参加者さんの中には「貯金はほとんどありません」「きちんと返せるのかわからない…」と不安を抱く人もいました。
しかし、メリットとなる制度を知っていれば、必要以上に心配しなくて大丈夫。講座の後半では、次の2つの制度を紹介しました。
- 住宅ローン減税(住宅借入金等特別控除)
- 団信(団体信用生命保険)
野田さん 住宅ローン減税を簡単に言うと、「必要な条件を満たしていれば、年末調整でお金が戻ってくる制度」となります。あくまでひとつの例ですが、年収700万円で3000万円の住宅ローンを組んでいる場合、10年間で約230万円が返ってきます。
仙台 かなり大きな額ですね。
野田さん そうなんです。住宅ローン減税は、国が住宅購入者を応援してくれる制度です。そしてもうひとつ「団信」といって、万が一、ローン契約者が亡くなった場合などに、住宅ローン残高がゼロになる制度もあります。
仙台 いざというとき、残された家族や家を守ってくれると考えられますね。数千万円の買い物になりますが、きちんと学んでおけば、そこまで怖がらなくても良いのかもしれませんね。
該当する制度は、ぜひともフル活用したいですね。
住宅購入では、必ず「お金」という現実的な問題と向き合わなければなりません。アイフルホームのモデルハウスでは、家の間取りや設備のことだけでなく、お金の相談も受付中です。ぜひお気軽に、お近くの展示場へ足を運んでみてください。
アイフルホームが提供する住宅ローン「家族のミカタ」
https://www.lixil-jk.co.jp/jk-bank/default.html
「おうちの学校」最新情報とお申し込み方法は公式LINEで!
今回紹介した内容は、60分の講座のほんの一部です。「おうちの学校」では、毎月さまざまなテーマで、子育て世帯に役立つ家づくりの情報をお届けしています。
参加者さんのチャット次第で話題がどんどん広がる参加型イベントで、アーカイブは残りません。毎回、家づくりを始める前に知っておきたいポイントを専門家講師と共にお届けしています。ぜひリアルタイムでお楽しみください。
2022年現在、「おうちの学校」は月1回のペースで開催しています。毎回、講座終了後のアンケートに答えていただいた方には、デジタルチケット500円分をプレゼント!開催日と申し込み方法は、アイフルホームの公式LINEよりお知らせします。この機会にお友達登録をしてくださいね。
編集後記
これまで、土日のお昼に開催してきた「おうちの学校」。今回は初の試みとして、平日夜22時に開催しました。最後は「眠気が覚めるほどの分かりやすさでした」という嬉しいコメントまでいただき、こうした感想は、次の企画を考える原動力になっています。2022年12月現在、この記事執筆と並行して、お金をテーマにした新しい内容で、再び野田さんと「おうちの学校」開催の準備を進めています。お金に関する内容は、お伝えしたいことがたくさんあります!今後の「おうちの学校」にもご期待ください。(仙台りん)