アイフルホームでは、家づくりに興味のあるママを対象に、月に一度、オンラインイベント「おうちの学校」を開催しています。毎回、専門家の講師を招き、子育てしやすい家づくりについて、一緒に学んでいく講座です。
本記事では第6回目講座「知らないと損する!住宅補助金、住宅ローンの話編」の開催レポート(2022.12.13)をお届けします。担当は、講座企画および当日の司会進行を努めました、仙台りんです。
この日の登壇者は2人。(カッコ内は子どもの年齢)
■専門家講師:お金の先生として活躍中のママFP・野田さん(年中)
■司会進行:仙台りん(小2、年長、年少)
野田さんは、第3回目「知れば得するお金の話編」に引き続き、2回目の登壇です。
最新の補助金制度をイチ早くお届け
まず、補助金について確認しましょう。住宅を買うときに国や都道府県が金銭面で支援してくれるもので、一定水準を満たす住宅を購入する場合、援助が受けられます。
今回は「こどもエコすまい支援事業」を紹介しました。
2022年11月から動き始めた新しい制度で、ひとことで言えば「省エネに取り組むおうちを建ててくれる家庭をサポートします」という内容です。
【ポイント①100万円の補助金】ZEH(ゼッチ)水準のおうちとは?
「こどもエコすまい支援事業」では、一定の要件を満たした住宅に対して100万円の補助金が支給されます。これを、ZEH(ゼッチ)水準と呼び、国が用意した予算が過去最大規模の取り組みです。
仙台 ZEH水準…初めて聞きました。具体的には?
野田さん これは、ゼロ・エネルギー・ハウス(zero energy house)の略なんです。たとえば、太陽光パネルを付ける、断熱性能の優れた窓ガラスを入れるなど、そもそもの家の仕様が省エネになっている場合が対象になります。
仙台 光熱費が抑えられるだけでなく、結露から発生するカビやダニを防げるなど、健康面や快適さでもメリットがありそうですね。
野田さん 主には、新築の注文住宅または新築の建売住宅の購入の場合で、18才以下の子どもがいる子育て世帯や若者夫婦世帯の方が補助金の対象になります。
こどもエコすまい支援事業は、補助金額も大きいことから国が本気で取り組んでいることがわかります。「おうちの学校」の参加者さんの多くが子育て世帯に該当しているので、検討する価値がありそうです。
これらの補助金を受け取るには複雑な手続きが必要です。しかし、アイフルホームでは申請業務をすべて担当してくれるのでありがたいですね。
【ポイント②借金できるってスゴイ】 制度を知れば住宅ローンも怖くない
「借金」という言葉を聞いてどのようなイメージをもちますか?
住宅ローンとは、平たく言うと「借金」です。参加者さんに「借金」の言葉のイメージを聞いたところ、
- 怖い
- 返せるか不安
- なるべく避けたい
など、ネガティブなコメントが多く寄せられました。
ここで視点を変えてみましょう。果たして銀行は、返せる見込みのない人にお金を貸すでしょうか?
野田さん 借金ができる、つまり銀行からお金を借りられるのは、「きちんと返せる」という信用の証なんですよ!
仙台 そう考えると、数千万円ものお金を貸してもらえるなんて、実はすごいことですね。
野田さん 住宅ローンを組む際は、ほとんどの場合「団体信用生命保険」に加入します。ローン返済者に万が一の事態が起きたとき、保険金が住宅ローンに当てられるので残された家族に負担がかからない制度です。
仙台 いわゆる、団信(だんしん)と呼ばれているものですね。
「3000万円の借金を35年ローンで返済する」という数字だけを見ると、確かに不安が募りますよね。しかし、制度について正しく知っておけば、住宅ローンもそこまで怖がる必要はないのかもしれません。
【ポイント③貯金は少額から長ーーく】ローン返済と貯金は両立できる
家づくりに関するお金の相談も受けている野田さん曰く、「住宅ローンの返済と将来の蓄え、どちらを優先するべきか?」という質問が非常に多いそうです。
将来の蓄えとは、子どもの教育費や老後のための費用などを含み、簡単に言うと「貯金」になります。
私たちの親世代では、数百万円というある程度まとまったお金を貯めて、それを頭金にして住宅を購入するケースが多くありました。しかし最近は、頭金なしで全額ローンを組むケースも増えており、この場合はローン返済をしながら同時に貯金することが可能です。
住宅購入費をすべてローンにできるには、理由があります。
野田さん 今の住宅ローンは、実は個人で借りられる中でもっとも金利が低く、親世代のときとは状況が違います。今の住宅ローンでは、1%未満の金利も珍しくありません。リボ払いやカードローンの場合は、金利が10%〜15%です。
仙台 1000万円借りた場合、金利10%なら返済額は1100万円ですが、仮に金利0.4%なら1004万円の返済になる計算ですね。
野田さん そうなんです。もとの借入金額が大きい分、金利によって実際の返済額がかなり変わります。「住宅ローンの返済と将来の蓄え、どちらを優先するべきか?」という質問の答えとしては、低金利で借りられる現在、適切な住宅ローンを検討して、同時に少額から貯金を始めていく。これがおすすめです。
貯金と聞くと、毎月数万円も捻出できない…と構えてしまうかもしれません。しかし、月に数千円でも良いので長く続けることが大切という野田さんのアドバイスに、安心できました。
ここで、参加者さんからのチャットで次のような質問が。
「住宅ローンは何年で組むのが良いでしょうか?」
野田さん 住宅購入時の年齢や、手元にいくら現金があるかによりますが、最長で40年ローンが組めます。毎月払える金額を算出したり退職までの年数から逆算したりなど、個別にシミュレーションをしてもらうと明確な答えが出ますよ。
本業でこのような個別相談に対応している野田さんから、わかりやすいアドバイスをいただけました。アイフルホームでも、お金に関することは相談できますので、ぜひお近くのモデルハウスへ足を運んでみてくださいね。
「おうちの学校」最新情報とお申し込み方法は公式LINEで!
今回紹介した内容は、60分の講座のほんの一部です。「おうちの学校」では、毎月さまざまなテーマで、子育て世帯に役立つ家づくりの情報をお届けしています。
参加者さんのチャット次第で話題がどんどん広がる参加型イベントで、アーカイブは残りません。子育ての悩みやストレスも家づくりの工夫で楽になりそう!そんな気づきや発見を、ぜひリアルタイムでお楽しみください。
2023年1月現在、「おうちの学校」は現在は月1回のペースで開催しています。毎回、講座終了後のアンケートに答えていただいた方には、デジタルチケット500円分をプレゼント!開催日と申し込み方法は、アイフルホームの公式LINEよりお知らせします。この機会にお友達登録をしてくださいね。
編集後記
久々の夜開催。夜だからこそ参加できたという方も多く、これまでと同様にチャットでのコメントも賑わい、話題が膨らむ濃厚な60分間でした。お金については質問も多いだろうと予想し、最後の15分間を質疑応答の時間に。たくさんのお悩みが書き込まれましたが、「最終的には個別に相談が必要」という回答の中にも、一般的な考え方や過去の類似ケースなど、野田さんから具体的な事例を聞けて、納得感を得られた参加者さんも多かったと思います。「おうちの学校」のメリットは、専門家講師にそれでは次回もお楽しみに!(仙台りん)