忙しい毎日の中、仕事でイライラ、家庭でイライラしていませんか?心も身体も疲れていませんか?イライラの原因と解消法を知り、自分にあった対策を見つけて、イライラした時に改善をはかりましょう!イライラしない毎日は、生活の質もUPすること間違いなしですよ。
イライラの原因はなに?
イライラの原因について
イライラとは思い通りにならなかったり、不快なことによって、神経が高ぶったり、気が焦る様のことです。そのイライラの原因を見てみましょう。思い通りにならないことによってイライラするという性格的な原因や、環境や精神的、身体的な理由が考えられます。自分がイライラする原因は、どれに当てはまるのか考えてみましょう。
・ストレス
イライラすることの原因として考えられることに、ストレスがあります。忙しい毎日が通常モードな現代社会において、仕事や家庭、環境など、自分でも気が付かないうちに、ストレスを感じている可能性があります。
ストレスが溜まっている!と自覚がある方も、そうでない方も、イライラする時はストレスが原因になっているかも。日常生活を一度見直してみるのも良いでしょう。
・性格
イライラしやすい人と、しにくい人、それは性格の違いと言えるでしょう。イライラしやすい人は、自分の思った通りの事を相手に求めがちであったりと、相手を自分自身の基準にあてはめようとしがちです。そして、その期待から相手が外れてしまった時に、イライラしてしまうのです。
それに対して、イライラしにくい人は、自分の思った基準を持ちながらも、相手をその基準にあてはめようとはしません。自分と相手は違うものだと理解して認識しているので、イライラすることがないのです。
・身体的な理由(病気)
イライラする原因として、身体的な理由も考えられます。特に女性は、月経や出産、更年期など、ホルモンに影響することが多く、イライラすることの多くの原因になるでしょう。
ホルモンバランスの崩れ
ホルモンバランスが崩れることが原因であるイライラ。女性の女性の場合はPMS(月経前症候群)である可能性があります。生理前に現れる症状で、食欲が無くなったり、逆に食欲旺盛になったり、頭痛や腹痛、ダルさ、情緒不安定など様々な症状が現れます。
PMSとの直接的な原因は未だ不明とされていますが、女性ホルモンの変動と関係があるとされています。この様々な症状がストレスとなり、イライラの原因となっている可能性があります。
更年期障害
更年期障害が原因でイライラの原因である可能性があります。女性の場合の更年期障害は、閉経前後の約10年間に、エストロゲンの分泌が急に減ることにより症状が現れるとされています。ホットフラッシュと言われるからだの火照りやめまいや、気分の落ち込みや不眠症状などもあります。
また、女性だけなく男性も、男性ホルモンの分泌が減ることで更年期障害に似た症状が現れることがあるとされています。
・精神的な理由(病気)
身体的な理由以外にイライラする原因として、何らかの疾患がある可能性が考えられます。小さなことでも不機嫌になることや、怒りっぽいなどの症状は、精神障害で多くみられるとされています。
イライラは精神的な病に発展することも
イライラの症状が強い場合は、自律神経失調症やうつ病などに発展する可能性があると考えられます。イライラすることの他にも、心身に何かしら気になることがあれば、無理をせずに、早めに病院を受診すると良いでしょう。
イライラしやすい状況
職場
- 仕事量が許容範囲を超えている
- 上司や同僚など仕事仲間との関係が良くない(愚痴が多い人、当たりが強い人がいるなど)
- パソコンの不調や仕事環境の整理整頓がされていない
- 完璧主義なタイプであり、周りとの価値観のズレを感じている
家庭
- 仕事と家庭の両立の疲れ
- 育児の負担を感じる
- 家事の負担を感じる
自分はどんな状況でイライラしやすいのでしょうか。仕事でも家庭でも、不安を感じたり、精神的に余裕がないときにイライラを感じませんか?仕事の場合は、他人との違いを受け入れて、自分の気持ちにゆとりを持つことを意識すると良いでしょう。飲み物を飲んだり、デスク周りの環境を整えるなど、意識的にリフレッシュの方法をとることもおすすめです。
また、家庭がストレスの原因になっている場合、日々共に生活する家族がストレスの原因であるため、よりストレスは強くなります。夫婦間、親子間など、なにが自分にとってストレスになっているのかを考えてみましょう。
自分のことをよく知り理解することが大切です。そのうえで、自分時間を作ってみたり、家族にとって快適な過ごし方や環境がどのようなものなのかを考えてみるとよいでしょう。
イライラ解消法おすすめ8選!
おすすめの解消法をご紹介します。自分にあったイライラ解消法やリラックスできる方法をみつけておくと安心ですね。イライラしたときの自分の対処法を知っておくことも、とても大切なことです。
1.深呼吸
イライラしたときは、深呼吸をしましょう。大きくゆっくり吐くことで、副交感神経の働きが高まって自律神経のバランスが整いやすくなります。鼻からゆっくりと息を吸って、口からゆっくりと長く息を吐きましょう。イライラしているときは、呼吸が浅くなります。深呼吸をして身体にたくさんの酸素を取り込んで、落ち着くことができるでしょう。イライラするなと感じたら、深呼吸をすることを習慣にできると良いですね。
2.運動、ストレッチ
軽い運動やストレッチもおすすめです。イライラしているときは、身体も固くなりがちです。体を動かして身体をゆるめてあげると、健康な体づくりばかりでなく、イライラした気持ちも落ち着くでしょう。腕を伸ばして軽いストレッチをしたり、首をゆっくりと回してみたり、散歩をするのもおすすめです。
3.食事
イライラしたりストレスが溜まっているとき、おいしいものでも食べに行こう!となることは多いのではないでしょうか。おいしい食事は心も満たされて、イライラした気持ちも落ち着くことができますね。
お腹がすいているとイライラするという方もいるのではないでしょうか。ゆっくり食事をする時間がないほど忙しかったりしませんか?おいしい食事を楽しんで、イライラを解消させましょう。
4.質の良い睡眠
疲れが溜まっていることも、イライラの原因になります。睡眠は疲れをとるのに効果的です。イライラを感じたら、質の良い睡眠が取れているか振り返ってみましょう。
睡眠時間が足りていない場合は、少しでも時間を増やすことが大切です。睡眠不足は、脳の働きが低下しストレスに弱くなると言われています。睡眠時間を確保して、心身の疲れを溜めないようにするとよいでしょう。
その際、寝溜めには注意しましょう。普段の生活リズムが崩れて、逆に睡眠に悪影響を及ぼす可能性があります。また、睡眠時間が足りているのに疲れがとれないと感じる場合は、睡眠の質を見直してみましょう。寝室や寝具を睡眠に適したものを選んで、環境と整えましょう。
寝る直前まで、スマホやテレビを見ることも、睡眠の質が低下するので注意が必要です。正しく適した、質の良い睡眠をとって、イライラを解消しましょう。
5.笑顔(笑う)
「笑いはからだに良い」と言われたりしますよね。たくさん笑うと気持ちもスッキリします。笑うとき、人は腹式呼吸になり、多くの酸素を身体に取り込みます。すると脳にたくさんの酸素がいき、働きが良くなるそうです。
また、笑うことで自律神経のバランスが整うとされています。交感神経はストレスが高まると優位になり、ストレスホルモンの分泌が増加します。一方、笑うと副交感神経が優位になり、ストレスホルモンの分泌が減少します。たくさん笑って、イライラを解消しましょう。
6.好きなことに夢中になる(趣味など)
趣味や自分の好きなことを思いっきりやって、ストレスを解消しましょう。好きなことに集中しているときは、イライラを忘れられることがあります。
好きな音楽を聴いたり、ゆっくりを読書をしたりしましょう。日々の忙しい流れから少しだけ離れて、自分のための時間を作って過ごしてみましょう。
7.旅行に行く(非日常、気分転換)
旅行に行くのも、おすすめのストレス解消法です。日常から離れて、いつもと違う環境で過ごしたり、景色を観ることで気分転換になるでしょう。
普段と違う流れで時間を過ごしてみると、頭もスッキリしてイライラする気持ちから切り換えることができそうです。
8.瞑想
意識的に「今」だけに集中できるような状態を作るマインドフルネスでも、その手法として「瞑想」が用いられており、瞑想もイライラ解消におすすめの方法です。良い姿勢で座り、目を伏し目がちにし、自分の呼吸を意識します。頭に色んな考えが浮かんでくるかもしれませんが、呼吸に集中するようにします。
瞑想は気持ちのコントロールをして、ストレスの軽減ができる可能性があると言われています。イライラを感じたときだけでなく、普段からストレスを溜めないための予防のためにも、寝る前や隙間時間での瞑想を習慣にするとよいでしょう。
アンガーマネジメントについて
アンガーマネジメントとはイライラや怒りを感じた時に、自分でその怒りをコントロールするというものです。
「6秒ルール」というものを聞いたことがありますか?怒りを感じた時に6秒数えると、大体の怒りはその間に落ち着かせることができるというものです。少しの時間我慢をして、怒りの相手との違いを受け入れられるように考えてみましょう。
アンガーマネジメントを身に着けることができると、怒ることが少なくなると言われています。相手とのコミュニケーションが円滑になり、人間関係においてもよい影響を与えるでしょう。
病院へ相談することもおすすめ
イライラが長く続いて、日々の生活に支障をきたすようであれば、病院へ相談することをおすすめします。ストレスくらいでと軽視したり、大丈夫だと我慢しすぎないようにしましょう。自分の症状に合わせて、精神科や心療内科、婦人科などを受診するとよいですよ。
心療内科
ストレスや心理的な要因によって、心や身体の不調を感じている場合は、心療内科がよいでしょう。心療内科は、うつ病やパニック障害などの治療だけでなく、不眠の症状といった、心と身体のバランスが崩れていることによって出現する症状などの治療を行っています。
精神科
精神科は、心や精神の症状を主として相談することができます。幻聴や幻覚といった精神的な症状がある場合も精神科かおすすめです。物忘れが気になったり、認知症の症状がみられるときにも精神科の受診がよいでしょう。
婦人科
生理前のイライラなどといったPMSについては婦人科の受診もおすすめです。気になる症状があれば相談をしてみましょう。漢方やホルモン療法などで、症状を緩和できることもあります。
自分のイライラ対策を見つけよう!
イライラする気持ちを感じたときは、一度立ち止まってその原因を探ることが大切です。小さなイライラでも、積み重なったり長く続けば、心にも身体にも負担になってしまいます。原因を理解し、自分にあった解消法や対処法を見つけましょう。イライラしないように、気持ちのコントロールなどをして予防するのもおすすめです。
溜まったイライラは我慢しすぎず、病院への受診も必要に応じて取り入れてみましょう。イライラを解消して、生活の質をUPさせれば、毎日が充実したものになりますよ。