栄養豊富な「トマト」は、離乳初期から与えられるおすすめの食材です。
大人は生のまま食べることの多いトマトですが、赤ちゃんは生のままで食べられるのか?種を取るべきなのか?皮はむいた方がいいのか?など、疑問も出てくると思います。
そこで今回は、離乳食インストラクターの資格を持ち、ママだけでなく、保育士や調理師などの専門家に向けた講座も開催している筆者が、トマトの与え方や注意点、月齢別のおすすめレシピなどを解説します。
離乳食でトマトはいつから与えてOK?あげる際の注意点
トマトは離乳初期、おかゆに食べ慣れた頃から与えることが可能です。
大人は生のまま食べられる食材ですが、赤ちゃんは内臓機能が未熟です。1歳頃までは加熱をして与えるようにしましょう。
トマトは「食物アレルギー表示対象品目」に含まれませんが、初めて与えるときは1さじから始め、平日の日中など病院の開いている時間を選びましょう。
これは離乳食を進める中で、どの食材も共通で大切なポイントです。
決して、アレルギー表示義務がある食材だけがアレルギー源になるわけではないからです。
赤ちゃんにとって少しでも安全に離乳食を進めていくためにも、新しい食材を使うときは必ず「1さじから+平日の日中」を心がけてくださいね。
トマトの加熱はレンジでOK?調理のポイントは?
トマトを加熱すると酸味が和らぎ、食感が柔らかくなります。
酸味が苦手な赤ちゃんにとって食べやすさが増すため、トマトの加熱調理はおすすめです。
トマトは、電子レンジで簡単に加熱ができます。
ヘタを取って乱切りにしたら、耐熱容器に入れてふんわりラップをかけ、600Wの電子レンジで40秒ほど加熱をしてください。
その際注意していただきたいのが、加熱している途中でトマトの水分が薄皮を破って破裂する可能性があることです。破裂を防ぐために先にカットしておくことをおすすめします。
また、電子レンジは加熱ムラが出る場合がありますので、必ず全体に熱が通ってるか確認しましょう。
離乳期にトマトを与える上で、加熱をする以外にもう一つ気をつけるべきことがあります。
それは、皮と種は取り除き、果肉の部分だけを与えるようにすること。
種や皮は、赤ちゃんが喉にひっかけてしまったり、消化不良を起こす可能性があるため、必ず取り除きましょう。
さらに、離乳初期の頃は食べやすいように裏ごしをしてから与えることが大切です。
月齢別!離乳食おすすめトマトレシピ
【離乳食初期(5〜6ヵ月)】トマトペースト
<材料>
トマト …10g
<作り方>
1.トマトの皮・種を取り除き、細かくきざむ
2.鍋に1と大さじ2程度の水を入れて、やわらかくなるまで煮る
3.2を裏ごししてトロトロのポタージュ状にしたら完成!
【離乳食中期(7〜8ヵ月)】トマトとブロッコリーのうどん
<材料>
トマト …15g
ブロッコリー …15g
うどん …50g
お出汁 …80g
<作り方>
1.トマトの皮・種を取り除き、細かくきざむ
2.うどんとブロッコリーを下茹でしておく
3.鍋にお出汁を入れて、1と2を入れてひと煮立ちさせたら完成!
【離乳食後期(9〜11ヵ月)】トマトとしらす丼
<材料>
トマト …30g
しらす …10g
軟飯 …80g
<作り方>
1.トマトの皮・種を取り除き、細かくきざむ
2.しらすは湯通しをして、余計な塩分を取り除く
3.軟飯の上に、1と2をのせて完成!
離乳食用トマトの冷凍方法
トマトは冷凍保存が可能です。
加熱をして種や皮を取り除いたら、清潔で密閉できる保存容器で冷凍してください。 製氷機で小分けにすると便利です。
冷凍したトマトは、1週間程度で食べきるようにしましょう。
解凍するときは自然解凍ではなく、使用する分を耐熱皿へ移し、ふんわりとラップをして500Wの電子レンジで20〜30秒加熱します。
解凍しきれていないときは、10〜20秒ずつ加熱時間を伸ばして確認してくださいね。
まとめ
トマトは、栄養豊富で消化吸収も良く、離乳食におすすめの食材です。
今回ご紹介した、トマトを与えるタイミングや注意点、冷凍方法、簡単な離乳食レシピなどを参考にして、ぜひ離乳食に取り入れてみてくださいね。
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