離乳食を進めている中で、食材選びに悩んだり、困ってしまうことはありませんか?
できるだけ赤ちゃんにとって安心なもの、そして栄養豊富なものを選びたいと考えるのは、多くのママが共感できる悩みではないでしょうか。
そんなママにおすすめしたいのが、「ヨーグルト」。栄養豊富で調理の手間が少ないヨーグルトは、離乳食におすすめの食材です。
この記事では、ヨーグルトはいつから与えることができるのか、与え方や量、注意点からレシピまでを解説していきます。
離乳食でヨーグルトはいつから与えてOK?
離乳食としてヨーグルトを与えられるようになるのは、生後7〜8ヶ月頃が目安です。
赤ちゃんの健康や発達に有益だと言われているヨーグルトには、以下のようなメリットがあります。
- たんぱく質やカルシウムなどの栄養が豊富
- 消化がいいため、内臓が未熟な赤ちゃんにも与えやすい
- 乳酸菌など善玉菌が、便秘や下痢の改善に効果的
ヨーグルトは加熱不要?そのまま与えてOK?
離乳食では食材のほとんどが、加熱して与えることを基本としています。
ですが、ヨーグルトは例外。
ヨーグルトに含まれている乳酸菌は60℃を超えると死滅してしまうので、加熱せずに与えることをおすすめします。
けれど、ヨーグルトは冷蔵庫で保存する食品です。取り出してそのまま与えるには、赤ちゃんにとって冷たすぎますよね。
はじめのうちだけでも、湯せんをして人肌程度に温めてあげるといいでしょう。
ヨーグルトの最適な与え方や量は?注意点は?
ヨーグルトは乳製品です。食物アレルギーの心配があるので、いくつかの注意点を守りながら進めましょう。
はじめて与えるときは、小さじ1杯からスタートして、徐々に量を増やしてください。
また、時間帯は万が一アレルギー反応が出たらすぐに病院へ行けるように、平日の日中にしましょう。
食べ過ぎは良くない?
ヨーグルトは食べ過ぎると、下痢や嘔吐を引き起こす可能性があります。
以下の目安量を守りながら、多くても2〜3日に1回程の頻度に保ち、赤ちゃんの様子を見ながら進めていきましょう。
離乳食初期 | 離乳食中期 | 離乳食後期 | 離乳食完了期 |
与えない | 50~70g | 80g | 100g |
※離乳食1回あたり
記載した分量は、あくまで目安です。
乳製品全般の合計値になるので、他の乳製品も一緒に食べる場合は、量を調整しましょう。
はちみつ入りヨーグルトには注意!
大人は、ヨーグルトにはちみつを加えて食べたりしますが、はちみつは、1歳未満の赤ちゃんにとって乳児ボツリヌス症のリスクがあるため、控えたい食材です。
はちみつ入りのヨーグルトは与えないように、注意してくださいね。
離乳食に最適なヨーグルトの選び方は?
最近では、赤ちゃん用のヨーグルトも種類が豊富になってきました。
いざ購入するときに迷わないように、ヨーグルトを選ぶときのポイントをお伝えします。
1.「発酵乳」の表記があるかチェック
発酵乳とは、乳酸菌や酵母を使って乳などを発酵させたものです。
他に「乳等を主要原料とする食品」と表記されているものもあります。
これは、乳または乳製品の加工品のため、厳密にはヨーグルトではありません。
赤ちゃんに与えるヨーグルトは、発酵乳と書かれているものを選ぶようにしましょう。
2.「プレーン」を選ぼう
プレーンヨーグルトとは、砂糖や香料などの添加物を一切加えずに、乳を乳酸菌で発酵させただけのヨーグルトのことをいいます。
ヨーグルトに限ったことではないですが、食品を買うときは裏面の表示を見て、添加物の少ない、なるべくシンプルな材料で作られているものを選ぶようにしましょう。
加糖タイプや、香料などが加えられているものは、幼児期以降が安心です。
3.「酸味」は控えめのものを
赤ちゃんは酸味に敏感です。最初はなるべく酸味の少ないものを選ぶようにしましょう。
とはいえ、プレーンのヨーグルトは砂糖を加えていないので、甘くはありません。
酸味をまろやかにするためには、加糖タイプを選ぶのではなく、食べたことのある果物やきな粉を混ぜてみてください。
筆者のおすすめは「きな粉」。
きな粉には、食物繊維やビタミン、ミネラル、鉄分などが含まれており、手軽に栄養価を上げることができるため、おすすめですよ。
離乳食用のヨーグルトは冷凍してOK?
離乳食の時短法として、作ったものを冷凍保存しておく人も多いと思います。
ですが、離乳食で使うプレーンヨーグルトは分離してしまうこと、そして解凍したときに舌触りが悪く、なめらかな食感が失われてしまうことから、冷凍保存をおすすめしていません。
ヨーグルトは、新鮮なものを与えるようにしましょう。
離乳食ヨーグルトのおすすめレシピ
レシピ①:きな粉ヨーグルト
<材料>
プレーンヨーグルト 大さじ2
きな粉 小さじ1
<作り方>
1.プレーンヨーグルトを湯せんにかけて、人肌くらいに温める
2.きな粉を加えて、よく混ぜたら完成!
レシピ②:ヨーグルトサラダ
<材料>
プレーンヨーグルト 大さじ2
かぼちゃ 15g
<作り方>
1.かぼちゃは皮と種、ワタを取り除き加熱する
2.柔らかくなったかぼちゃをフォークの背でつぶす
3.2にプレーンヨーグルトを加えて混ぜ合わせたら完成!
レシピ③:ツナヨーグルト
<材料>
プレーンヨーグルト 大さじ2
ツナ缶(ノンオイル・食塩不使用) 15g
<作り方>
1. ツナに熱湯をかけて油抜きをする
2.フォークや箸を使ってツナをしっかりほぐす
3.2にプレーンヨーグルトを加えて混ぜ合わせたら完成!
レシピ④:バナナヨーグルトサンド
<材料>
プレーンヨーグルト 30g
バナナ 1/2本
食パン(10枚切) 1枚
<作り方>
1.食パンは耳をカットして、半分にカットする
2.バナナをフォークの背でつぶして、プレーンヨーグルトと混ぜ合わせる
3.半分にカットした食パンの1枚に2を塗り、もう1枚の食パンで挟む
4.食べやすい大きさにカットして完成!
まとめ
調理の手間が少なく、栄養豊富なヨーグルトは、忙しいママにとって重宝したい食品。
ですが乳製品のため、与えるときは目安量を大幅に超えてしまうことがないように、注意してくださいね。
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