阪神・淡路大震災による犠牲の多くが家の倒壊によるものでした。倒壊した家のもっとも重大な問題点は、接合強度不足でした。地震の縦揺れによって、家が上下し、その力で土台から柱が抜け、構造が大きくバランスを崩し倒壊してしまいます。横揺れによつて梁が抜け倒壊してしまいます。そうした危険性があります。地震の力が集中する接合部の強度を高め、構造全体の品質を安定させた、地震に強い家を「テクノスター金物」が支えます。
従来の接合部は、構造材と構造材をはめ込むために、複雑な加工を施していました。この複雑な加工によって、構造材は大きく削り落とされ強度低下をまねく一因ともなっていました。テクノスター金物による接合の場合、スリットと呼ばれるシンプルなプレカットですので、大きな断面欠損はなく、木本来の強さを発揮することができます。
実際の地震を想定して、縦方向の力を加え、一般的な木造軸組の接合方法とテクノスター金物による接合強度を比較。せん断耐力で約1.4倍、引抜き耐力で約2.1倍の接合強度があることが証明されました。
独自に開発されたテクノスター金物
建てたときの強度をずっと維持して、いつまでも地震に強い家であるために、テクノスター金物の耐用年数に求めた基準は110年以上。表面に3層の加工を施し、いちばん外側には、自動車の防錆技術として開発されたカチオン電着塗装を採用しました。サイクル腐食試験機の試験結果より、アイフルホームのテクノスター金物は、110年以上の耐用年数があることを実証しています。