乾式工法
現在では乾式工法はほぼ一般化していますが、それ以前の住宅建築では、壁にはモルタルを塗り、浴室にはタイルを貼るという、いわゆる「湿式工法」が主流でした。
この湿式工法は、モルタルやタイルを貼るためのコンクリートなどが乾くまでに時間を要する工法です。その間のプロセスは必然的に待ち時間が生じ、作業の進行が止まってしまうなど、工期がのびてしまう工法です。
また、この工法は、天候などにより乾燥速度が異なったり、職人の技術レベルによって差が出てしまうなどの問題も含んでいます。そこで、湿式工法の問題点である、左官工事や養生期間の必要な工事をできるだけ減少すべく、アイフルホーム「乾式工法」を採用。業界では早い段階でユニットバスを標準としたり、外壁にサイディング(参入当時は構造用合板)なども採用するなど、工法の革新を図ってきました。
人件費が低い時代には、「湿式工法」で、工期が長引いてもコストアップを抑えることができました。しかし、将来的な職人不足に伴う人件費の上昇を見越した、アイフルホームでは、単品で見ると当時多少高価であっても、大量に購入すればコストが抑えられるユニットバスなどを採用。現場作業を減らすことで天候等に左右されない工程管理を可能にし、工期の短縮を図り、トータルコストを引き下げました。