木造軸組工法
アイフルホームが採用した「在来軸組工法」も、省コスト化の要因の一つです。
あらかじめ工場で部材を製造する「プレハブ工法」の場合、莫大な初期投資を必要とする工場建設をしなければなりません。また、その初期投資を大量の販売によって減価償却していかなければならないというリスクも生じます。
しかも、住宅業界は、現場作業の割合が高く、工場で生産できる部分が限定されている上、日本では、住宅の集中立地が少なく建築現場が分散しており、工場から現場への資材の輸送コストも小さくありません。
それに対し、地場の工務店の施工技術をそのまま活かすことができる木造軸組工法は、こうした初期投資を避けることができます。また建築にかかわる人材の確保、技術教育についても、これまで培ってきた技術を活用できるので、特別な研修を必要としません。地場工務店がすでにもっている協力業者のネットワークをそのまま活用できるので、資材調達の効率化が図れるメリットがあります。
地場工務店をネットワーク化する上で、木造軸組工法の選択は最も効率が良い工法であったといえます。設計や施工の自由度、そしてなによりも日本人の木に対するこだわりが、お客様の根強い人気に十分に応えられるものであったと自負しています。