子どもが自由に遊び、学べる家がほしかった。
由緒あるお屋敷が並ぶ、閑静な住宅街。その一角に今年6月末に完成したS邸は、まるで昔からそこに佇んでいたかのように、古き良き町並みにすっかり溶け込んでいる。
玄関の扉を開けると、長女のHちゃん(3歳半)と長男のMくん(1歳半)の飛び切りの笑顔が、訪れた私たちを出迎えてくれた。
Sさんご夫妻はともに30代。おふたりの大切な子どもさんたちの将来を考えて、新しい家づくりを決断した。
「結婚して10年ほど、隣町のアパートに住んでいましたが、長女が幼稚園に通う年齢になったので、そろそろ教育環境も自然環境も良いエリアに家を建てて落ち着こうかと。それに子どもが成長するにつれてアパートが手狭になってきたので、子どもがもっと自由に遊べて学べる家が欲しくなったのです」
家づくりを考えはじめて、モデルハウスを訪れたご夫妻。モデルハウスを見て気に入り、営業担当者も好印象だったことから、アイフルホームで建築することを決めた。「子どもがリビング横の畳室や2階のファミリースペースで楽しそうに遊ぶ姿を見て"うん、これだ"と思いました。長女は“次いつ行くの?”とモデルハウスに行くのを楽しみにしていたくらい」
「私はキッチンが広く視界も良く、子どもがどこにいてもキッチンから見守れるところが気に入りました」
キッチンからリビング・ダイニングを望む。キッチンで家事をしながらでも隅々まで見渡せるのが特徴である。
とおっしゃるのは奥様のYさん。会社勤めを経て、いまは専業主婦だ。「以前のアパートはキッチンがDKのいちばん奥にあり、子どもに背中を向けて食事の支度をするしかなかった。主婦はキッチンにいる時間が長いので、子どもの様子がいつでもわかるのがありがたいと思いました」
S邸の間取りには、細部にこだわりがいっぱい。
1階のLDKの特徴は、フローリングスペースと畳ルームが、間仕切りなしでつながっていること。
「畳室は私の希望。外出から戻ったとき、気兼ねなくゴロンと寝そべる場所を作りたかった」
「子どもたちも大好きで、すごく重宝しています。畳はクッション性もあるし、下の子を安心して遊ばせておける」と大満足。
畳室を襖で仕切るべきか。相当悩んだそうだが、結果的にオープンスペースにしてキッチンまでをひとつの部屋として使うことにした。また、効率が良い家事動線を考え、LDKから直接、洗面室、バスルームに行ける配慮もなされている。
セシボに暮らして親子の絆が強くなった。
リビング・ダイニングからキッチンを望む。子どもはキッチンに立つママの姿がいつも見えるので安心できる。
広々としたキッチンは対面式で、料理をしながら1階が見通せる。
「料理を作りながら"いまどうしてるかな?"と子どもの様子が確認できます。子どもも母親の姿がよく見えるので、ちょくちょくキッチンに来るようになりました。長女は料理に興味を持ったみたいで、ここに暮らすようになってから調理を手伝うようになりました」
親子の触れ合いの機会が増えると家族の絆は一層強くなる。そしてそれこそが、セシボがもっとも大事にしているコンセプト。
2階にはご夫妻の寝室と子ども部屋が2室。それにトイレもある。
「子ども部屋は6畳を確保し、しかも不公平にならないようにほとんど同じ広さにしたかった」
「小学校に上がる頃には個室を与えたいと思いますが、子どもには部屋にこもってほしくない。ずっと1階のLDKに集まる家族でいたいのです。手元を明るくして勉強もできるように、キッチンテーブルの上の天井には予備の照明用のコンセントも用意しました」
住んでみて感心したのは、セシボの頑丈さ。「子どもが飛び跳ねてもミシリともいわない」。実はSさんのお仕事は建築関係でビルの構造設計が専門。そんなSさんもセシボの安全性には太鼓判。
庭への植栽はこれからの楽しみ。
「アパートの庭は狭かったので植木鉢を置く程度でしたが、庭が広いと植物を育てる喜びがあります。植物が育つとアゲハ蝶や鳥なども来るでしょうから、子どもたちと一緒に観察してみたいですね」
こちらは将来のHちゃんの部屋。女の子の部屋だからとクローゼットも大きめ。2面採光で風もよく通る。
植えてみたい木は花海棠(はなかいどう)。「春先に桜のようなピンク色の美しい花が咲く木です」。家族でお花見が楽しめる日もそう遠くはなさそうだ。
セシボに住んでいちばん変わったのは、家族とすごす時間が増えたこと。Sさんはそういう。
「どこかにわざわざ遊びに出かけなくても、家のなかや庭で一緒に遊べる。これまであまり消化していなかった代休を積極的に取って、家にいる時間を増やしました」
Yさんにとっては、セシボは子育ての頼もしい応援団。
「家事効率が上がり、より子どもに手がかけられるようになりました。生む前は子どもがある程度大きくなったら仕事に復帰しようと思っていましたが、子育てが面白くなったのでやめました(笑)。この家で子どもたちがどんなふうに成長してくれるのか、いまから楽しみです」
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